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「適当に」ができなくて、カンペキを目指して自分で自分を追い込んでしまう完璧主義

「適度に」「だいたいで」などの加減が難しい

「これちょっと調べて資料作って」と軽く言われても、カンペキなデータをつくらないと自分で気が済まない。

気が付くと徹夜で資料集めをしてしまったり…

「努力は無駄にならない!」と必死で作成した資料も、結局不要になったり…さすがに落ち込みます。

 

あなたの真面目さは財産です

完璧主義の人は、責任感が強く、妥協することが難しい性格です。裏を返せば、理想が高く、失敗を恐れているとも言えます。

責任感の強さや仕事の出来から、職場やプライベートでも信頼されやすいタイプですが、いつもいつも全力で頑張っていると、時には疲れてしまいます。

 

カンペキの基準とは?

カンペキの基準は、人それぞれです。他の人の思う「カンペキ」とあなたの思う「カンペキ」は違いますし、そもそも相手は「カンペキ」を求めていないかも。

カンペキを求めるあまり細かい点ばかり気になっていませんか?もっと広い視野で物事を見ることも大切です。

そして、失敗イコール「0」、成功イコール「100」と極端に考えず、何か足りなくても、おいおい改善していけば問題ないこともあります。すべてが常に「カンペキ」である必要はないのです。

 

日々努力を怠らず、何事にも真面目に取り組んできた経験は、あなたにとって貴重な財産です。

少し肩の力を抜いて、気を楽にしましょう。

 

相手の意向をできるだけくみ取るようにする

多くの職場では、(正確さはもちろんですが)スピードが要求されます。

これは、せかされることが苦手で、納得しながら仕事を進め、納得いくまでやり遂げることを信条とするあなたにとって、ストレスが多い風潮と言えます。

では、どうしたらいいでしょうか?

 

他者からのストレスと、自分からのストレス

ストレスには、他者から与えられるものと、自身で与えるものがあります。

自分で自分の思う「カンペキ」に近づこうと努力し、頑張ることは素敵ですが、「カンペキ」を求めるあまり自分の首をしめる結果にもなりかねません。

あなたは、自分を追い込まないことが先決です。

それには、自分の限界(要件を処理できる自分の時間・体力・能力を考え、どれだけなら無理が可能か)を正しく知ることが重要です。

また、時には人に頼ることも大切です。なんでも自分で背負いこもうとせずに、手助けしてもらえる状況であれば、素直にお手伝いをお願いしてみましょう。

そして、自分の「カンペキ」のスタンダードを価値基準にせず、相手が望むことに焦点を合わせ、そこに向かって力をそそげば、あなたのカラダと心の疲労は軽減されます。

 

完璧主義が悪いことではありません

カンペキを目指し、努力を重ね、真面目に取り組むことは誰にでもできることではありません。それはあなたの財産です。

ただ、広い視野で物事を見たり、一息ついたりなど、少しのことを気を付けるだけで、ずいぶん楽になります。

人生で一度のミスも犯さない人間はいません。それはあなたも周りの人も同じです。

自分のミスに厳しくするあまり他人のミスにも厳しく接すると、周りとの軋轢が生じます。

頑張りすぎてストレスや疲れがたまっていると感じたら、自分を甘やかしてみてはどうでしょうか?

そうすると、自分のミスも他人のミスも受け入れられるようになり、少しずつ心が軽くなりますよ。

 

 

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