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なぜ完璧主義になってしまう?自己評価の低さも原因のひとつ

あなたのまわりに、こんな人いませんか?

『まわりに完璧主義者だと言われ、自分にも厳しい』
『仕事も完璧にこなして、プライベートも手を抜かない』

何事にも一生懸命で完璧主義の人。
周りからの信頼が厚く、仕事の質の高さなどから「完璧」に見える人。

けれどそんな人は、時として自分を追い込みすぎ、つらい思いをしているように見えませんか?

なぜそれほどまでに『完璧』をめざすのでしょう。

 

今回は完璧主義の人の特徴と、そうなった原因や考え方などについてまとめてみました。
自分が完璧主義でつらい思いをしている方、身近にいて分かり合えずに悩んでいる方の参考になればと思います。

 

完璧主義者の特徴

完璧主義の人にはこんな特徴があります。

◆質の高い成果を出しやすい、周囲からの信頼を得られやすい

◆細かい作業を丁寧に行うのが得意

◆人に頼ることが苦手

◆自分だけでなく、他人にも完璧を求める

◆優先順位をつけて物事をこなすのが苦手

◆ゼロイチ思考に陥りやすい、途中で投げ出してしまうことがある

◆過去の失敗をいつまでも気に病む

※部分的に省略しています

出典:完璧主義者の特徴・原因と治し方|頑張りすぎて疲れてしまう人│#タウンワークマガジン

完璧主義の人は、人に弱みをみせられず、なかなか人に頼ることができません。
また、自分だけでなく他人にも「完璧」を求めてしまい、周囲の人に敬遠されてしまいがちです。

完璧主義は、仕事が丁寧、信頼されやすいなどメリットも多々ありますが、上記のようなデメリットもあり、ネガティブなイメージがつきまといます。

 

なぜ『完璧』に捕らわれるのか?

完璧主義な人は、自分で自分の価値観が信じられない、もしくはその価値観が揺らいでいる人です。そのため「完璧」であることにこだわり、回りも巻き込んでしまいます。
自分で自分の価値を認められず、周りの自分に対する評価を自分の価値だと思い込んでいるのです。

ここでいう「周りの自分に対する評価」とは、「周りにどう思われていると思っているか」、つまり「本人から見た周りの評価」でしかありません。実際周りの人がどう思っているか、エスパーでもなければ誰にもわからないのです。
そのため、「完璧」を目指し、評価を落とされる心配を減らして安心したいという心理が働きます。

しかしそれでは、いつまでたっても「自分」を受け入れられず、目を背けたままです。

 

完璧主義は長期的なストレスに弱い

完璧主義の人は、つまり「自分を完璧だと思い込んでいる人」と言えます。

出世欲が強く(実際に出世も早いのですが)、あまりにもモーレツが過ぎると、病気になる確率は高くなります。

アドレナリンの分泌量が多く、普段からカッとなったり、イライラすることが多いです。怒鳴るなどして、すぐにストレスを発散させるので、短期のストレスには強いのですが、長期的にストレスが続くと、精神障害や心身症になりやすいといえるでしょう。
また、目標を失うと、ギャンブル、アルコールなどの中毒にもなりやすいタイプです。

 

アドレナリンを鎮めて

知的で能力も十分にあるので、いきすぎないように気を付ければいいのです。
時間的にも精神的にも意識してゆとりを持つことがポイントになります。

ひとりで落ち着ける空間で、怒りや攻撃性をコントロールしましょう。
加羅のお香や、ケルプの入浴剤などはアドレナリンを鎮め、あなたを冷静にしてくれます。

 

無理に自分を変えない

完璧でなくてもいい、簡単にそう思えれば楽ですが、そんなに単純なものではありません。

頭ではわかっていても、長年染みついた思考の癖はなかなか変わりません。

完璧な人はいないとわかっていても、自分はそれでは済まない、完璧でないと安心できない。
そう思う自分を否定することはありません。
ただ、しんどい時はしんどいのだと認め、少し歩調を緩めてみましょう。
無理に自分を『変える』必要はなく、『認めてみる』のです。

高い目標を持つことは、人生や生活にメリハリをつけ、充実させてくれる要因の一つになるでしょう。しかしそれも行き過ぎれば自分の首を絞めるだけになってしまいます。
一番大切なのは、肩の力を抜いて、生きやすく生きていくことだと思います。

 

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