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日本の健康常識のまじめに薬を飲むことがガンを増やしている?その証拠

皆さんは、自然療法とか自然医学と聞いてどういうイメージがありますか?カラダに優しいけどあまり効かなそうとか、薬草のイメージといったところでしょうか。

自然医学、自然療法とは、現代医学の薬や手術以外のすべてをいいます。例えば、東洋医学のはり灸や漢方薬、メディカルハーブ、オステオパシー,カイロプラクティック、各種マッサージ、運動療法を含めた各種物理療法、メディカルストレッチ、栄養食事療法、心理療法、エネルギー科学、心理療法、カウンセリング、アロマセラピー、等が主なものでしょうか。

中には民間療法といわれるものも多く、日本では資格制度も基準がないなどそのイメージのせいで素人の療法だからあまり効かないのではと、自然療法全体がよくわからないものになってしまっているという気がしてなりません。

しかし、本来自然療法とは、現代医学の基であり、欧州の病院では自然療法科という科が存在し、効果が認められているひとつの医療なのです。もちろん医学資格を持つものしかプロとして働けないので、民間療法のようにレベルにばらつきがあるということはありません。そもそも世界的に医学の主流は自然医学でした。

しかし、ペスト菌のような感染を抑える方法はありませんでした。1929年にイギリスでペニシリンが発見されるまでは手の施しようがなく、14世紀のヨーロッパでは人口の3分の1から3分の2にあたる2000万人から3000万人、イギリスやフランスでは過半数が死亡したと言われています。ですから、ペニシリンの発見は救世主として祭り上げられたのも無理のないことだったと思います。それを境に急速に現代医学が主流に向かっていきました。

しかし、イギリス,フランス,ドイツをはじめとする欧州の人々の間では伝染病にはペニシリンほどの効果はなかったものの、今までの自然療法も脈々と受け継がれてきています。日本でも戦前・戦後の病気の多くは結核等の伝染病が主流でしたが、全世界的に、現代の病気の多くは生活習慣によってもたらされるものです。この変遷は「うつる病気」から「つくる病気」へと言われています。

近年の科学技術の目覚ましい目覚ましい進歩は、高度な文明と豊かな生活を私たちにもたらしてくれました。しかし、物質的な富を追求する資本主義社会は効率を第一優先とし、この競争社会の中で生活テンポやリズムも加速され時間に追われ、人々はさまざまなストレスに襲われています。都市型生活環境とあふれる情報に囲まれ、運動不足、栄養の偏り、また市とレスなどが原因となり、ガン,心臓病、糖尿病、脳卒中などの生活習慣病に多くの人々が苦しんでいます。現代の病気の多くは、日頃の生活習慣や健康作りが大切とされ、健康生活の維持やメンテナンスが求められる時代なのです。

自然医学は、精神,身体、エネルギー、環境のバランスが取れて始めて健康と考える、ホリスティック医科学でもあります。つまり、肉体的に問題が無ければ健康ということではなく、精神や社会との関わりも含めた健康観です。過剰なストレスや不安を持った状態では健康ではない、とする考えです。

また、自然療法では、生命が本来もっている「自然治癒力」を高め増強することを、治療の基本としています。時代の必要性は、現代医学の申し子であるアメリカをも変えています。アメリカでも自然療法は、代替・補完医療として認められ始めました。現在のアメリカでは、国民が代替・補完医療に支払った総額が100億ドル以上といわれ、現代医療に支払った医療費を上回っているのが現状です。その結果がん患者が減り始めています。日本はいまだに年々がん患者が増え続けています。

現代医学は部分ごとに身体をみていきます。もちろん部分的に診ていくことも必要な場合もありますし、薬が必要な場合もあります。しかし、「つくる病気」という時代ではそれだけでは片手落ちですし、近年、現代医学の医師たちも対処療法だけの限界を口にしています。一方、自然医学では精神・身体・考え方・スピリチュアルやエネルギーやその人を取り囲む環境など、症状だけでなく、人間全体のつながりを診ます。薬を使わずに、元来の自然治癒力を高めたり増強したりする自然療法を、みなさんに知って頂き、活用していただくことで、必ず寝たきりや薬漬けの病人が減り、いつまでも元気な人生を歩んでいただけるという確信があります。

これからは、欧州のように、現代医学だけではなく、自然療法を中心に現代医学を必要に応じて取り入れていく、症状や状態によって使い分けられる形態が賢い理想のスタイルではないでしょうか。

最後に、私の英国時代の同僚で自然療法医のフィリップ氏から日本に対してのメッセージを紹介したいと思います。

現代の医学は健康の問題に薬で対処しようとするだけになってしまっている間違いを犯している。病気とはそのほとんどが、症状として表れるずっと以前に根を持つ一つ一つのプロセスが後になって表面化したもののひとつである。

現在主流になっている病気になってから問題にする医学の見方を捨てて、根本の問題に目を向ける見方に切り替えれば、主要な病気の80%は予防可能な原因から起きていて、そのために毎年落とさなくてもいい多くの命を落としている事実が『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』にも発表された。想像してみてください。

皆さん一人一人が、本当の意味で救ってはくれない偏りすぎている薬医学に背を向けたら、どれほど速やかに主流の医学が薬と手術の医療から予防と癒しの方法へと移行し、余分な薬、しなくていい手術、ならなくていい病気が何れだけ減らせることか。

考えてみてください、おかしいとは思いませんか?

日本は世界中の合成薬の5分の1を飲んでいる事実。先進国の中で唯一日本だけががん患者が増え続けているのです。

病気になる原因も寝たきりになる原因も、すでにわかっているのです。ただそれを皆さんが知らないだけなのです。

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