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もし、あなたがうつ病と診断されたらどうしますか?

うつ病と診断されたら

がんや脳卒中、糖尿病や急性心筋梗塞と並び5大疾病のひとつとして厚生労働省が定める精神疾患ですが、中でもうつ病患者は年々増加傾向にあり社会問題になっていることをご存知でしょうか。

誰しも日常生活において気分の落ち込みや不安感を抱くといったことはあるものですが、実際に自身がうつ病と診断された場合、多くの方が更なる不安を抱えることになり、症状の悪化に繋がりかねません。

うつ病は身近な病気であるということを認識するとともに、もし自身がうつ病と診断された場合はその事実を受け入れて主治医のもと治療を進めていきましょう。

うつ病は目に見える病気ではありません。そのため多くの人がうつ病と診断された後も事実を隠す傾向にあると言えます。

しかし、うつ病をはじめメンタルの不調に関しては隠すよりも正直に打ち明けた方が心の負担は軽くなると言えますし、周囲の人にうつ病を理解してもらうことによって症状を客観的に見てもらうこともできます。

うつ病の治療は長期間に及ぶことも考えられますので、家族はもちろん友人や上司といった身近な周囲の人の協力が大切だということを意識しておきましょう。

病気だということを自覚して受け入れる

うつ病と診断された方の多くは、自身がうつ病であるということにショックを受けてその事実を否定する傾向にあります。以前は簡単にできていたことができなくなったりしても、うつ病であることを認めたくないため無理をして頑張ってしまう方も多く、症状が悪化してしまう場合もあります。

うつ病は病気だということを自覚して適切な治療を受けることが大切です。そのためにもまずは自身が病気を受け入れることはもちろん、可能であれば友人や職場の人など周囲の人にも隠すことなく知ってもらうように努めましょう。

そうすることによって怠けているとかやる気がないなどと言われてしまうこともなく治療がスムーズに進みますし、自身のストレス軽減にも繋がります。焦る必要はありませんし自身のペースで構いませんので、少しずつうつ病であるということを受け入れるように心がけていきましょう。

うつ病は再発が大変多い病気です。そのためうつ病による症状が良くなってきた場合でも完治とはいわずに寛解といいます。

寛解というのは病気の症状が好転または消失してコントロールされた状態をあらわすのですが、うつ病は完治するのが難しい傾向にありますので、自身の持病として認識するとともに受け入れて上手く付き合っていくことを考えましょう。

焦らず治療する

うつ病の回復のペースは人それぞれなので、焦らないように心がけましょう。うつ病になると物事を悲観的に考えてしまう傾向にありますので注意が必要です。治療期間は脳に疲労が蓄積される前兆期と疲労がピークに達する底の時期、そして少しずつ疲労が緩和されて回復していくリハビリ期の3つの過程をたどる傾向にあります。

こういった波を経てゆっくり回復していく病気ですので焦らずじっくり構えるように意識しておきましょう。
うつ病は真面目で几帳面、責任感が強くて仕事熱心なタイプが多いことから、休養するということが簡単にはできない方も多いと言えます。しかし、休養は治療のひとつでもあるということを意識して積極的に休養を取るようにする必要があります。

また、睡眠はこころの健康に大きな影響を及ぼしますので日頃から良質な睡眠をとるように心がけることも大切です。うつ病になると、寝ようとしているのに眠れないことや早朝に目が覚めるなど、さまざまな症状があらわれることもありますので注意が必要です。睡眠はただ眠るだけではなく良質な睡眠をとることが大切なので、主治医に相談するとともに睡眠リズムについて考えてみましょう。

他にも、ゆとりのある生活を心がけることも大切です。少し手を抜いて多くのことを一度にしないようにすることも心がけましょう。治るまでには個人差がありますが、少なくとも3か月はかかると言えます。症状は変動しながらゆっくりと回復に向かいますので、途中で調子が悪くなったとしても落ち込む必要はありません。一喜一憂することなくうつ病と気長に付き合っていくことをおすすめします。

まとめ

うつ病と診断されたら医師と相談して自身に合う治療方法を見つけましょう。うつ病と診断されると仕事や生活、人生に対する不安が浮上して不安と焦りで心はどんどん落ち込んでしまいがちですが、うつ病を発症してもQOLを高めることは可能です。うつ病を発症したという事実を変えることはできませんが、生活を変えることは可能だということを意識しておくことが大切です。

人は誰しも人生を楽しむ権利があり、それはたとえうつ病を発症した場合でも同様です。うつ病と診断されたからといって人生を悲観する必要はありません。専門医をはじめ周囲の人の協力を得ながら余暇を充実させるとともに、自身の症状の軽減に努めることをおすすめします。

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