むくみの原因と解消法!水の飲みかたと着圧靴下の履き方で決まる!
最近は1日2リットルの水を飲んだ方がいいとか、水を意識的にたくさん飲むようにつとめている人が増えてきたように思います。皆さん健康を意識してだと思うんですが、顔や足のむくみや水毒といわれるカラダに負担になることもあるので注意が必要です。また、足のむくみが気になる人で着圧靴下を履いている人も間違った履きかたで健康被害が増してしまうこともあるので取り上げてみました。
1、一度に大量に水を飲む
飲んだ水は、主に大腸から血液中に吸収されるのですが。水分を摂り過ぎてしまうと、血液中に大量の水分が吸収されて過剰になると、血管中から水分を外に出しやすくすることで血液中の水分方を調整しているんです。血管の外の水分が過剰になることがむくみなんです。
人間の腎臓が持つ最大の利尿速度は毎分16mlなのですが、これを超える速度で水分を摂取すると細胞が膨化してむくみになるのですが、これが進むと血液中のナトリウムイオン濃度が低下して水毒症といわれる状態になるおそれがあります。
神経過敏、胃腸機能の低下、頭痛めまい、疲労感だるさ、けいれん、気分にむらがでる、嘔吐、最悪意識不明になることもあります。
また、つめたく冷やした水もよくありません。
血管が収縮して流れが悪くなるし、胃腸の働きも悪くなります。
2、食事にからめて大量の水を飲む
食事中や食後は胃が活発に働いているため水分の吸収率が凄く高いんです。 なので大量の水分を摂ってしまうと、むくみがおきやすいということです。
3、寝る前に水をたくさん飲む
就寝中は腎機能が低下しているため上手く水分を体外へ排出できないんです。なので寝る直前に水を飲むと翌朝むくむ原因になるというわけです。そのため寝る直前ではなく少なくとも寝る30分前には水分はひかえたほうが賢明です。できるだけ朝や昼間に水分は取るようにしましょう。
大量に汗をかいた場合は、ミネラルを多く排出してしまっているので、塩分や糖分が少し入っているスポーツドリンクなどがおすすめです。
また、むくみがとれてスッキリとした美脚になれるということで履いている人も多い着圧靴下ですが、正しく使わないと逆効果のことも多いのでとりあげてみました。
着圧靴下とは足首からふくらはぎにかけて圧力がかかる靴下ですが、医療では静脈瘤などの予防や悪化防止のために使われていたりもします。
パッケージに書いてある”hPa”や”mmHg”の意味は圧力を示す数値です。
極弱圧・・・10-15mmHg
弱圧・・・15-20mmHg
中圧・・・20-30mmHg
強圧・・・30-40mmHg
やわらかフィット 20mmHg/27hPa
しっかりフィット 30mmHg/40hPa
以上のようにmmHgよりhPaの方が数字が大きく表示され、(1mmHg=1.33hPa)数字が大きいほど、引き締め力が強いということです。
人気の着圧靴下やストッキングですが血行を促進して“むくみ”を解消する効果があります。
長い時間立ち仕事をされる方は、下肢静脈になりやすく、むくみやだるさが出ることが多いので、予防のためにも着圧靴下はおすすめです。
静脈瘤が発生すると、血液が流れにくくなるため脚が非常にだるく疲れやすくなり、かゆみを伴ったりするため日常生活に支障がでるおそれがあります。
また妊娠中も、静脈血栓症が起こりやすく、静脈瘤もできやすくなりますから、予防の意味で着圧靴下を履いた方がよいでしょう。
むくみが起きると、どうしても脚が太く見えてしまいますよね。
妊娠中や立ち仕事、デスクワーク等をしていたら
靴下の跡がくっきり!
ブーツが脱ぎにくい!
足がパンパンで足首がみえなくなった!
水を大量に飲んでる訳ではないのに、何故むくんでしまうのでしょう?
立ちっぱなし、座りっぱなしで筋肉のポンプを使っていないためにリンパ液が滞ってしまうために浮腫んでしまうんです。また、食塩は水分をかかえこむ性質があるので、塩分を摂りすぎると、むくみの原因になります。
妊婦さんがむくみやすいのは、妊娠すると血液の量が増加します。血液から体液が漏れてしまうと、皮下組織に体液が水分となって蓄積されます。だから妊婦さんはむくみやすいんです。
着圧ソックスのトラブル増加の背景
症状を改善させようと思って、ついつい着圧が強すぎるものを選んでいませんか?
選び方を間違えると
思わぬトラブルを生んでしまうことが多いんです。
体に合わない場合、発赤などの症状などが体に出たり、巻き爪が悪化してしまうこともありますので注意が必要です。
また、寝るときに着圧靴下を付けて寝ると、翌朝、足は細くなっても顔が普段よりむくんでいたということも多いですね。
原因は、足が加圧されているために足に行きにくくなった水分が、他の部位に行ってしまったと考えられます。
就寝中の使い方には特に注意が必要です!
寝る時は基本履かないほうがいいですね!
絶対に着圧が30mmHg以上の着圧ソックスは、動脈閉塞のリスクが生じるので避けたほうがよいです。
正しい履き方としては、正しいサイズと圧の強さです。
サイズ選びで注目したいポイントは、足首、ふくらはぎ、太もも、腰回りのそれぞれのサイズが大事です。きつすぎても弱すぎてもよくありません。
着圧ソックスを選ぶときは通気性の良いものを選びましょう。ゴムをつかっていないものを選ぶなど皮膚の状態にあったものを選ぶと肌への負担が軽減されますのでチェックしてみてください。
1日24時間履き続けるのではなく、昼間履いている場合は夜は履かないなど、足を休める時間を作ってあげることが大切ですし、特に寝るときははかない方がいいでしょう。
着圧ソックスの正しい履き方
1、「たぐりよせて」つま先をソックス先端まで入れる
2、かかとの位置をしっかり合わせる
3、「まっすぐに」膝まで通す
ソックスに、ねじれやズレがあると正しい圧力調整が出来ず、効果が半減したり過剰な圧力がかかってしまう原因になりますので正しく履くことが大切です。
むくみにおすすめ
ふくらはぎの伸縮。この筋肉がポンプになってくれるんです。歩いたり、ストレッチしたりしてふくらはぎの筋肉をポンプさせることです。
さらに、ヨーロッパでは薬草オイルでむくみを流してしまいます。これはむくみがとれますし、やっているいちに浮腫みにくくなるんです。本当に早く流れて細くなりますよ。