どうして人は疲れるの?
それは疲労することによって自分自身が休息を必要としていることに気づき、休息して体力と気力の回復を図り次の活動ができるようになるためです。
また、「疲れ」は一体どこから来るのでしょう?
それは脳です。
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疲れは意識して取り除くことに注力する
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私たちが「疲れた」と感じるのは、脳の一部である大脳皮質が休息を求めるサインを発したときです。
過度の仕事や運動、メンタルの悩みなどを脳は全て「ストレス」として受け取り、対処するためにさまざまな指令を体に送ります。そして、強いストレスが続くと脳内の処理が増して活性酸素が発生し、脳が酸化ストレスにさらされ本来の働きができなくなります。
そうなると、脳は「疲れたから休息してくれ!」というサインを体に送り、人は疲労を感じます。疲労は大切な警報なのです。
脳を有能な上司と考えると、その指示に従わないと慢性的な疲労状態になり「疲れ」がとれにくくなってしまいます。あなたが仕事もプライベートも充実させたいと思っているなら、「疲れ」は溜めずに意識して取り除き、心身ともに健康であることが何よりも大切です。
あなたの疲れの原因は?
では、人は何が原因で疲れるのでしょうか。
1つめは肉体的な原因で、具体的に言うと過度の運動をした時です。また、意外と自覚できないのが同じ姿勢を続けた時。「じっとしているから疲れない」というわけではありません。デスクワークや家事などで長い時間同じ姿勢を続けていると、一部の筋肉が緊張してそこに疲労物質である乳酸がたまってしまいます。
2つめは、精神的な原因。人間関係や悩み事などの心的ストレスです。
3つめは、神経的な原因です。これは、デスクワークなどで目を酷使したり、脳が緊張した状態が続くことによって脳に疲れを引き起こします。
この3つの疲労の原因は互いに密接に関係しています。
例えば、脳が緊張している間は、交感神経の働きによって内臓や筋肉が働き続けるために、カラダにも疲れがたまっていきます。
また、カラダや脳の疲れは自律神経のバランスを乱し、精神状態にも影響を与えます。
「たかが疲れぐらい、気合いで吹き飛ばそう」なんて侮ってはいけません。疲れは意識して取り除く必要があるのです。
正しい休息をマスターしよう
・睡眠
疲れた脳を回復させる最良の方法は、なんといっても質の良い睡眠をとることです。「8時間寝ないと起きた時にスッキリしない」「ショートスリーパーだから3時間寝ればOK」などなど、睡眠時間には個人差がありますので、自分に適した睡眠時間を知っておくことは重要です。
また、「酒飲んで寝ればぐっすりだよ」と言う人がいますが、ぐっすり眠っているようで実は気を失っているだけなので、脳を休めていることにはなっていません。要注意ですよ。
・休養
たまにはぬるめのお風呂にのんびり入ってリラックスしましょう。
カラダの緊張がほぐれ、血のめぐりがよくなります。風呂掃除が面倒なら、スーパー銭湯に行ってみるといいでしょう。
また、1日中映画を見たり、お笑い番組を見たりして頭を空っぽにしてみるのも良いことです。
「せっかくの休みなのに、外出しないで家でゴロゴロするなんてもったいない!」「休みの日に予定がガラ空きだと不安だ」と思う人がいるかもしれませんね。
もちろん、リフレッシュのためのレクリエーションも大切ですが、仕事と同様にエネルギーを消費します。
疲れを感じているのなら無理に外出せず、予定を入れずにゆっくり過ごすことも自己管理のひとつとして考えてみてはどうでしょうか。
・運動
運動する習慣のない人は、まずは散歩やストレッチなどの軽度な運動から始めましょう。ジョギングやスポーツジムの筋トレなど、割とハードな運動を習慣的に行っている人に注意していただきたいのが「達成感」です。
決めたことをやり遂げた時に味わう「達成感」は、実際は疲労がたまっているのにそれを感じにくくする体質を作ってしまいます。物事を達成すると脳の前頭葉から快感の報酬が出て、脳の別の部分が出していた「疲れたから休息をくれ!」サインがかき消されてしまいます。「何かを達成した後は、疲れなんか吹き飛んじゃう」と言う人がいますが、それは勘違い。
疲労がある状態なのにそれを感じなくなっているだけなのです。ハードな運動には正しい休息の知識が不可欠ですね。
スペシャルケア
自分へのご褒美として、こころとカラダの疲れをとってくれるスペシャルケアを受けるのもいい方法です。
そこでご紹介したいのが「看護整体ヒーリング」。「とても気持ちが良くて最高」「体の緊張がほぐれてぐっすり眠ることができました」などご好評をいただいております。是非一度お試しくださいね。
まとめ
「どうしてあの人はいつもあんなに元気なんだろう」って思う人あなたの周りにいませんか?
人間ですから疲れないはずはありません。そういう人は、休息が上手です。
自分のカラダの状態に敏感であること、そして正しい休息の方法を知っていることは心身の健康を保つうえでとても重要です。「その日の疲れはその日のうちに解消」を意識して実践しましょう。
上手な休息が、きっとあなたに生き生きとした毎日をもたらしてくれるはずです。