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カウンセリングを受けてみる|心理カウンセラーの選び方、何を基準に選べばいいの?

心理カウンセラーの選び方

心に何かしら背負うものがあり、一度カウンセリングを受けてみようと思いインターネットで検索すると、何十か所もカウンセリングルームが表示されます。

「情報が多すぎてどのように選んだらいいのか迷う」「どういう基準で選べばいいのかわからない」数ある中からどこを選んだらよいのか、自分に合ったカウンセリングルーム、カウンセラーを見つけることに不安を覚える方も多いでしょう。カウンセリングルーム、カウンセラー選びはクライアントにとってとても大切なことです。

ここでは一般的な心理カウンセリングを受ける際の選択のポイントをまとめてみました。

1. 場所

カウンセリングは1~2回で劇的変化が起こるものではありません。各回のつながりが大切なので、駅から徒歩数分の身近に通えるところで継続していくことが望ましいです。

またカウンセリングを行うにはゆったりとした空間も必要となります。ホームページで施設の外観や入口、待合室、カウンセリングルーム内などの写真を確認できると安心できます。

2. 料金

カウンセリングは医療行為ではないため、保険適応外となります。およそ45分~1時間で6千円~1万円くらいが一般的です。料金の高さと実力の有無の関係性はあまりありませんが、きちんとしたカウンセリングをご希望ならまずは相場の価格帯で選びましょう。

3. スタッフ構成

カウンセリングには経験の深さとセンスが非常に大切です。カウンセリングを数多く行うには、カウンセラー1人だけでは難しいです。カウンセラーが2人以上もしくは、1人でも事務職員がいるところが望ましいです。

4.精神科・心療内科との提携

クライアントの状況によっては、カウンセリングよりもまずは医師の治療が必要なケースも出てきます。精神科・心療内科の医師と連携が取れているところが望ましいでしょう。提携医の所属するホームページも確認しておくこともお勧めします。

5.カウンセラーの資格、学歴、職歴

資格として臨床心理士、公認心理士、産業カウンセラーのいずれかを取得されていて、公的機関や病院での勤務経験があることを確認し、臨床実績や年数を加味して決めることが大切です。

6.カウンセラーの得意とする治療法

カウンセリングの方法は心理療法の数だけ存在します。カウンセラーが具体的にどんな問題に強いのか専門が明確に示されていることや、様々な技法・両方に精通していることも

大事な点です。万が一、クライアントの依頼が専門外と判断した場合には、受託できないことをきちんと説明して適したところを紹介できることも重要です。

7.カウンセラーの第一印象からうけた自分の直感

ホームぺージでの自己紹介の内容や写真から受ける、カウンセラーの雰囲気や垣間見える人柄の感じから、直感的に「ここにしよう」と決めることもあると思います。それでも決め手に欠けて迷われる場合は、一度そのカウンセラーへメールや電話で問い合わせてみるのが良いかと思います。返答の内容が適切か、また言葉遣いや態度から垣間見える人となりなどの印象からも判断がしやすくなると思います。仮に自分が相談したい内容が、そのカウンセラーが得意としている相談内容項目になかったとしても、「○○についての相談は可能ですか?」と確認してみてもいいかと思います。

また、セミナーや講演会、メディアへの出演の多さが、一人ひとり違う背景を持つクライアントへの対応力やカウンセリング力に比例しているわけではありません。そこのところは重々ご承知いただきたいです。

8.カウンセラーとの相性

カウンセラーとしてのセンスやコミュニケーション能力は、実際に会ってカウンセリングを受けてみないことにはわかりません。初回に話した時の印象として「もっと話をしてみたい、聴いてほしい」「あまり気がすすまない…」と思うのか、ご自身の直感と感覚を信頼してください。初回~3回くらいのカウンセリングの間に、カウンセラーとの信頼関係や人間関係を持てるか否かを判断することは大事です。

今後もしカウンセリングを受けたいと考えてどこにしようか迷われた場合は、カウンセラーの経験の深さと得意とする治療法を元に選択して、一度問い合わせてからの受診をお勧めします。そして自身の問題を解決へと並走してくれる、客観的な視点を持ったカウンセラーと出会うための参考にしていただければ幸いです。

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